(2009年5月5日サンコンさんと)
いつもアートコミュニケーションの刊行物、展覧会にご理解、ご協力を頂き誠にありがとうございます。2009年秋、弊社で6誌目の定期刊行書籍が誕生します。現在では殆ど使われなくなった古い言葉で「素晴らしい場所」、「住みやすい場所」という意味をもった“まほろば”をタイトルに冠し、『Mahoroba』と命名しました。政治、経済、医療、教育、食育、治安など問題の多すぎる時代だからこそ、美しい心の風景だけは大切にし、守りたいという想いを込めて、俳句、短歌などの短詩型文学を中心に、今も残る、残したい“まほろば”の地を紹介して参ります。弊社16年の活動の中では、『美術画報』を始め休刊を余儀なくされた定期刊行物もございますが、お陰様で時代や社会に迎合しつつ、優れた芸術文化の紹介、普及、国際交流を続けることが出来ました。その感謝の気持ちも込めて、多くの問題を抱えた日本の、世界の、地球の役に立ちたい、そのために出来ることを考え、出版社の立場から、また、間もなく国内外での通算100回を迎える芸術イベント実績を持つ主催者の立場からメッセージを発信すると共に、お役に立てる活動を実施致します。また、俳句・短歌などは、今や日本が誇る、日本ならではの文化として国際的な評価が高まりつつあります。欧米でも少しずつ俳句人口が増え、心で通じ合う交流が実現しています。言葉を詠み歌う楽しさ、言葉の大切さを伝えることは、政治経済をも総括した国際交流、国際平和への一助になると信じております。
代表取締役社長 清水 雅
President & C.E.O Masashi SHIMIZU
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