2 0 0 5 年 度 審 査 結 果 発 表

2005年11月17日、東京都文京シビックホールにおいて2005年度ART OF MUSIC AWARDの最終審査会及び表彰式が開かれた。
厳正なテープ審査の中から選ばれた各部門(ピアノ部門、弦楽器部門、木管・金管部門、声楽部門)の最優秀者が集まり、部門を越えて個々の技と芸術性を実演で競い合った。
クラシックというジャンルにおいて部門不問という異例ともいえる形態のコンクールにもかかわらず、全力を出し切った各奏者の演奏は非常にレベルが高く、深い感銘を与えるものがあった。結果、審査は難航したが、各部門のスペシャリストによる審査の上、本年度の各賞は以下の通りに決まった。
審査委員長であるレオナード・マルツァガルア氏は講評の中で「演奏技術は皆非常に高く、申し分無い内容だった。全員に共通して言えることは聴衆者のことをもっと考えて演奏すると良いものになる」と語った。

審査委員
レオナード・マルツァガリア(伊・ピアニスト)
中澤宗幸
中澤きみ子(ヴァイオリニスト)
清水 雅(アートコミュニケーション代表取締役社長)
ルカ・ヴァンニ

ピアノ部門
市川雅己(p)
Masaki, Ichikawa

演奏曲目:
サミュエル・バーバー Barber, Samuel
ピアノソナタ 作品26

弦楽器部門
小杉結(Vn)
Yui, Kosugi

演奏曲目:
セルゲイ・プロコフィエフ Prokofiev, Sergei
バイオリン・ソナタ 第二番

最優秀賞

木管・金管部門
関谷喬行
(Ob)
Takayuki, Sekiya

演奏曲目:
アントニオ・パスクッリ Pasculli, Antonio
歌劇「ラ・ファヴォリータ」の主題による協奏曲

イタリア音楽表現特別賞

声楽部門
原くにこ(S)
Kuniko, Hara

G・ドニゼッティ Donizetti,Gaetano
歌劇『ドン・パスクワーレ』より “騎士はあの眼差しを”
G・プッチーニ Puccini, Giacomo
歌劇『ラ・ボエーム』より “私が街を歩くと”

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