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東京ピースウォールinお台場(11/18日〜20日)
開催報告

 会場のパレットプラザは、人気スポットのフジテレビ、デックス東京ビーチ、ジョイポリス、アクアシティと湾岸道路を挟んだ対面に位置し、大観覧車が目印の東京レジャーランド、ヴィーナスフォート、TOYOTA MEGA WEBなど話題の施設が密集した地域の中心に存在しています。休日になると、都内近郊から訪れる人々でごった返し、六本木、新宿、銀座、池袋に次ぐ都内の主要スポットとして、また、臨海副都心として今後も最も注目を浴びている地域でもあります。芸術によってラヴ&ピース、ハピネスを発信する平和の壁は、このような場所に設置されました。
 このイベントのために、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパではフランス、ドイツ、イタリア、オーストリア他、国内は各都道府県の知事、市長、芸術関係者から180メッセージが寄せられました。そのどれもがありきたりの言葉ではなく、心の平和、平和への渇望、平和活動、反戦、兵器についてと多岐にわたっており、1つ1つが座右の銘となり得る、言葉の遺産として歴史に残る名言ばかりとなりました。
 芸術としては、絵画、書道を始め、トールペインティング、刺繍、俳句や詩文に至るまで、現在活躍中の日本の芸術家から172作品を集めました。今回は、前代未聞の屋外展示に対応すべく、イタリアはミラノまで研究視察を行い、極めて実物作品の発色に近い機材を用いたオンデマンドプリントによる大判出力、防水加工された複製展示を行いました。実物作品の展示を行っている弊社の展示事業では初の形態であり、もともとはミラノの改装中の美術館が、改装中に内部の様子を伝えるために建物の周囲を覆う工事用パネルの代わりに起用していたものです。イタリアの歴史的建造物にひけをとらず目立っていた赤地のパネルに白文字という同様の形式を採用しました。通常の展覧会と違い、巨大な複製作品が足下まで広がって展示パネルに掲示されていたため、小さなお子様やお年寄りまでじっくり作品鑑賞できた点が好評でした。この時期に相応しく、パネルに合わせた赤い電光のクリスマスツリーも設置され、施設全域が赤と白に統一された色彩となりました。 

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